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2017/1/26、和歌山県立自然博物館にて、ニホンオオカミの剥製が期間限定で特別に公開されていると知り、剥製を見るためにいってきました。年に一度、この特別公開がおこなれているようです。

では、撮影してきた写真を掲載していきます。
日本国内にわずか3体しか残っていないニホンオオカミの剥製
ニホンオオカミについて
まずは、ニホンオオカミの説明プレートを見ていきます。
ニホンオオカミの簡単な説明。絶滅したとされていますが未だ各地で、目撃情報があったりしますね。私としては絶滅を免れた個体群が残っていれば嬉しいなという思いがあります。
展示されている剥製についての説明。国内にある剥製3体ですが、和歌山県立自然博物館以外の残り2体は、国立科学博物館と東京大学に剥製が残っているようです。国外ではオランダおよびイギリスに1体ずつあるそうです。
古来より日本ではオオカミは崇められる存在でしたが、時代の流れとともに害獣とされ駆除されていくようになったとの説明に、寂しさを感じました。
日本の絶滅動物の中でも、イヌ科動物好きゆえかニホンオオカミに関しては個人的にとくに心を惹かれるものがあります。それを踏まえ、人間によって絶滅に追いやられた生き物達を、忘れてはいけないなと感じます。今も絶滅寸前の生き物がたくさんいますが、少しでも絶滅を避けれるように何かしていきたいです。
これがニホンオオカミの剥製だ
では、ニホンオオカミの剥製を見ていきます。
大きさは、秋田犬ぐらいでしょうか。
少し頭でっかちな日本犬といった風貌。
筋肉質な体。野山を駆け回り狩りをするには、必要なのでしょう。
後ろから見ても大きな日本犬といった印象をうけました。
顔つきは恐ろしい…どうやら剥製の製作段階でのミスも指摘されているとか。
今回、はじめてニホンオオカミの剥製を実際に見ることで、改めてニホンオオカミをはじめとした絶滅動物について勉強したいと感じました。
和歌山県立自然博物館の魅力
ニホンオオカミは期間限定の公開…ですが、和歌山県立自然博物館には他にも様々な魅力的な展示があります。
和歌山の生き物
まず目をひくのは、大水槽。黒潮の海を再現しています。
大きな魚がたくさん泳いでいます。
クラゲ
イソギンチャクもいます。
ミノカサゴ
綺麗な魚。和歌山南部の海にいるようです。
一時期、SNSなどで大人気となったチンアナゴ。
青い魚。
強力な毒をもつウニ
ヒトデ
こちらは、トラザメの卵。一見、ゴミのように見えますw
トラザメの卵を見ていると、こんな大きな魚が泳いできました!
こちらはオオウナギ。田辺の方に生息している川があるようです。
いわゆる雷魚。そういや紀の川で見たことあったかなー
ナマズ
アリゲーターガーもいますw
和歌山県内で捕獲されたものではなく、大阪府内で捕獲された個体とのことです。和歌山県内でも、アリゲーターガーの捕獲例があるようです。
鳥類の剥製も展示されています。こちらは、フクロウ。
アオバズクなど。
この他に、ツキノワグマやカモシカ、昆虫の標本などが多数展示されています。僕のお気に入りは、やっぱりメイン展示の大水槽です。タイミングがあえば、餌やりも見れます。
生き物以外の展示物
生物のほか、和歌山県内で出土した各種鉱物の展示もあります。じっくり見て写真を撮ってとしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
交通アクセスもよく、入館料も大人470円と安価なので時々訪れたくなります。
自然博物館の周りは、ボートが係留されています。夜だと遠くの関電海南発電所も綺麗なんじゃないかな?