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僕はお盆休み初日、祖父の希望もあり和歌山市禰宜(ねぎ)にある国指定重要文化財にもなっている旧中筋家住宅を見に行って来ました。
旧中筋家住宅に行ってきた。江戸時代の大庄屋の家はとても広い!
旧中筋家住宅は2000年より10年間に渡り保存修繕作業をおこない、2010年より一般公開がおこなわれています。
人力車が車庫?においてありました。
受付で料金(大人1人100円)を払い、住宅内へ入っていきます。見ての通り立派なお屋敷ですよね。
ところで大庄屋って?
大庄屋という言葉、なかなか聞きなれない言葉ですよね。案内の方に教えていただいたのですが複数の村からなる地域一帯の戸籍や年貢の管理、揉め事の仲裁などをおこなう役職のことで、武士とおなじように武具を持てるなどの待遇にあったようです。
一言で言うと、役場のようなお仕事をする地域の長ってかんじですかね。
住宅内は迷路のように広い
土間
まずは現代でいうキッチンにあたる土間を見ていきます。
大きなカマド。これはレプリカのようですが、江戸時代にはこのカマドでご飯を焚いていたのでしょうね。
ちなみに秋の稲刈りシーズン、このカマドを実際につかって炊きたてのご飯を振舞っていただけるイベントもあるとか。機会があればカマドで炊いたご飯を食べて見たい!
井戸
この井戸の水は、きちんと水質検査もされており飲むことも可能なようです。
日本家屋はエアコンいらずの涼しさ!
さて靴を脱ぎ、土間より一段上がった家の中を見ていきます。
瓦屋根と青空と。
迷路のようにたくさんの部屋があります。畳の匂いが心地よい。
こちらの小部屋は、住み込みの女中の部屋と教えていただきました。
土間の土壁は黒っぽくなっていました。太い梁が魅力的!
主人がどこかにお出かけするときに使っていたカゴでしょうか。
外はうだるような暑さなのに、屋内は心地よい涼しさ。
風をうまく取り入れているのでしょうね。逆に冬は寒そうな(((
エアコンでつくられた人工の涼しさでない天然の涼しさは本当にいい。
建物に取り囲まれるように小さな池がありました。
夏の夕暮れ時、池を見ながら縁側に腰掛け、虫や蛙の鳴き声をBGMに日本酒を飲みたい!
こちらはトイレ。
このT字型の棒はなんだろう…?
大広間からの風景。
明け放れた襖から入る風が気持ちよい。
日本家屋は本当に落ち着きます。日本人としての本能的なものでしょうかね?
外壁も趣があります。
祖父母の家が築100年ほどの日本家屋なので、リノベーションして住ませてもらうのもいいかな?と感じました。
あ…大広間が涼しくてくつろいでたら写真撮るの忘れてた…
Googleストリートビューでも見学可能です
旧中筋家住宅、Googleストリートビューでも見ることができます。現地を訪れる前に一度見て見るのもいいですね。
撮るの忘れた大広間もこちらでご覧ください…汗
アクセスなど
交通アクセスや料金、開館日などは以下の通りになっています。
- 住所
- 〒649-6324 和歌山市禰宜148番地
- 電話番号
- 073-465-3040
- 開館日
- 3月から11月までの間の土曜日、日曜日、祝日
- 開館時間
- 午前9時から午後4時30分(入場は16時まで)
- 料金
- 100円(高校生以下は無料)
- 交通アクセス
- 車
- 旧中筋家住宅から南へ300mの場所に駐車場あり
- 電車
- JR和歌山線千旦駅より徒歩20分
- 車
旧中筋家住宅付近はのどかな田園地帯。近隣に残る熊野古道を散歩がてら旧中筋家住宅を訪れてみるのもいいんじゃないでしょうか。
畳の匂いと吹き抜ける風、真夏の暑さを忘れさせてくれる心地よい涼しさに、皆さんも癒されに行ってみては?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回の記事もよろしくお願いします。