Retriever666をご覧いただきありがとうございます。回収犬(@retriever666)です。
前回の記事に引き続き徳島旅行の模様をお送りします。徳島旅行2日目は1日目と代わり雪がちらつく厳しい寒さとなりました。僕が徳島旅行から帰ってきてから大雪のせいで徳島道も通行止めになったとか。
そんな徳島旅行2日目は、僕が今回徳島に行くきっかけとなった作品にゆかりある地を回ってきました。
徳島への旅行を決めた理由
今回、徳島へ旅行に行った理由はある小説がきっかけでした。
きっかけは浅見光彦シリーズ
内田康夫さんの「浅見光彦」シリーズが好きなんですよ、僕。元々2時間サスペンスで時々見ていて、あー面白い作品だなあと感じていたのです。
ここ最近、原作の小説をブック●フで何冊か買ってきまして通勤途中に読んでいたのですが、そのなかの一冊が徳島を舞台にした「藍色回廊殺人事件」でした。
四国にはこれまで何度も足を運んでいますが、だいたい香川県。それも香川の一部地域でした。徳島はいつも通過点だったのですが、「藍色回廊殺人事件」のおかげで徳島にもたくさん魅力的なスポットがあることを知りました。
知ってしまうと見てみたい、行ってみたいとなるのが性。そんなわけで今回の徳島旅行が決定したのです。
「藍色回廊殺人事件」ゆかりの地を巡る徳島旅行2日目
そんなわけで徳島旅行2日目は「藍色回廊殺人事件」の舞台となった名所を中心にまわりました。大歩危やかずら橋、祖谷のほうへも行きたかったのですが、冬の間はノーマルタイヤだと厳しそうとのことで次回に持ち越すことに。
ホテルの駐車場から僕が好きな末広大橋が見えました。2日目、徳島市街はそれなりに天気もよかったのですが…
阿波の土柱
徳島道を走っていると徐々に雪がちらつくようになってきましたが、前日の雨に比べると幾分かまし。
まずは徳島道阿波パーキングエリアから歩いていける阿波の土柱を見に行きました。
展望台まで270mとの表記。三連休中の観光スポットにしては閑散とした雰囲気。
少し歩いて…目に飛び込んできたのは神秘的な風景でした。
自然がつくった芸術といいましょうか。
少し歩くと土柱を上から見れる展望台もあるとのことで、そっちへ行ってみることにすると…朝から軽いハイキングさせられました。。。スニーカー履いてきていてよかったなあと。
土柱を上から見ると写真のような風景。転落防止の柵もなくぎりぎりまで近寄って見れたのですが、どこか外国にきているような気分になりました。
付近には廃墟になって随分たっていそうな旅館も。麓で営業している温泉旅館の別館だったようですが、現在はカラスの家となっている様子でした。
付近には自然に還りつつある階段も。かつてはこのあたりも土産物店などが建ち並んでいたのでしょうかね。
頂上まで徒歩で登ったのですが…どうやら車でも登れた模様…
朝からいい運動してしまったぜ!
うだつの町並み
今回の徳島旅行で一番行きたかった場所が、美馬市のうだつの町並みです。
道の駅に隣接していて、とても観光しやすい場所でした。車での旅をしていると道の駅にはとてもお世話になります。食事や観光、トイレと道の駅なしでの車の旅は厳しいです。
道の駅の駐車場からの道。この道でさえ雰囲気が最高。
時代劇に出てきそうな町並みが保存され、現在も地元の方の住居として活躍している家も多いうだつの町並み。
この景色を見た瞬間、「うわあ…」と独り言がでてしまいました。
こういった昔ながらの日本の風景を見ると、コンクリートジャングルの大都市で消耗している現代人の僕はどこか懐かしさを感じてしまいます。
日本人としての本能的なものなのでしょうかね。
うだつの町並みの「うだつ」とは二階の壁から張り出した小さな壁のこと。「うだつが上がらない」の語源にもなったんだとか。
残念ながら脇町立図書館は閉館していました。。。
年に1度、このあたりでは伝統的な手法で味噌作りがおこなわれていて、僕が通りがかった時にちょうど味噌作りの最中。
美味いんだろうなあ…これで味噌汁つくれば。
その後、隣接する道の駅でいつも気にかけてくれる祖母や叔母へのお土産に、徳島の特産である藍染のスカーフなどをお土産に購入しました。
母親は日本酒が好きなので、地酒をお土産にすることに。
岩の鼻の展望台
続いて訪れたのが、吉野川を一望できるスポット、岩の鼻の展望台。
川風が吹き荒ぶとんでもなく寒いところでしたが、目の前に飛び込んでくるのはこの景色。
水かさが増えると沈んでしまう潜水橋も見ることができました。
海のようだ!というのが率直な感想。
日本最大暴れ川の1つに数えられる吉野川ですが、その姿は自然の雄大さを肌で感じれるものでした。
地蔵寺・五百羅漢
四国といえばお遍路。第五番のお寺である地蔵寺にいきました。
地蔵寺を訪れたのは、「藍色回廊殺人事件」でも登場した五百羅漢が見たかったからです。
少し歩いて五百羅漢に到着。拝観料を払っていると「今日は和歌山からの方が多い」と教えていただきました。
五百羅漢とは仏陀に付き従った500人の弟子のことだそうです。コの字型のお堂の中にはたくさんの木像が並んでいます。
いろんな顔の羅漢像、亡くなった人に似た像が1体はかならずいるとかいないとか。
お賽銭を入れ、旅の安全と感謝を祈りました。
第十堰
昔ながらの銭湯とスーパー銭湯の過渡期といった雰囲気の吉野川温泉という銭湯でしばし休憩をし、徳島旅行最後に行きたかったスポットにいきました。
「藍色回廊殺人事件」では、物語の中心となる場所として描かれていた第十堰です。
第十堰は新しい可動堰が建設され廃止となりかけ、住民投票もおこなわれた徳島県の歴史のなかでも重要な場所という認識だったため、一目見ておきたかったのです。
旅の〆は徳島ラーメン
フェリーの時間がせまる中、徳島駅前で旅の〆として徳島ラーメンを食べることにしました。時間が迫っているときにあう音楽といえば、ロバートマイルズのFable(Dream Version)なんですよね。鉄腕ダッシュの影響かな?
訪れたのは徳島駅前の「よあけ」
徳島ラーメンの有名店といえば、「いのたに」が有名なんでしょうかね。
今回、僕が訪れたのは徳島駅前の「よあけ」。なんでも徳島ラーメンのお店の中で元祖のようなお店だとか。
徳島駅から歩いてすぐのところにお店があります。
あら!?前日に食べた徳島ラーメンと同じく、ここも生卵が入っていない!!!
後から知ったのですが、徳島ラーメン=生卵というわけでもないようです。
お味のほうは、昔懐かしい醤油ベースのあっさり豚骨スープが美味しく、僕のこれまで知っていた徳島ラーメンとはまた違った印象でした。
さらば徳島
ラーメンを食べ終え、時計を見るとフェリーの時間が迫りつつありました。
徳島駅前の賑やかさは、和歌山駅前より上といった印象。
フェリーの甲板から撮影した末広大橋。道を間違えたことによって憧れの末広大橋も渡ることができたのが、今回の旅の最後として嬉しかったです。
航行中のフェリーの機材。
2時間ほどの船旅で和歌山に到着。今回の徳島・藍色回廊1泊2日旅は終了となりました。これまで通過点だった徳島の魅力を知ることができた貴重な時間であり、久しぶりのフェリーに昔を懐かしむことができた旅でもありました。
旅は人生を豊かにする。
これからも機会を見つけては1泊2日で旅をしたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。次回の記事もよろしくお願いいたします。